キャンプライフを照らす!初心者向けランタン選びの極意とオススメランタン
こんにちは。快適なキャンプが大好きな大福です。
キャンプは自然の中での生活を楽しむアクティビティのため、キャンプ場には必要最低限の明かりしかありません。
そのためキャンプ場の夜は想像以上に暗く、自分の周辺を照らすためにランタンは欠かせないアイテムです。
この記事ではキャンプ初心者向けにランタンの種類と選び方について詳しく解説します。
先に結論からお伝えすると、キャンプ初心者はLEDランタンを2〜3個用意するのがオススメです。
・その他のキャンプに必要な道具についてはコチラ
ランタンの種類と特徴
ランタンは燃料の違いから次の4つの種類に分けることができます。
- LEDランタン
- オイルランタン
- ガスランタン
- ガソリンランタン
明かりを灯す目的は同じでも、ランタンの種類によって特徴や使い勝手は大きく異なります。
それぞれのランタンの特徴を詳しく解説します。
LEDランタン
出典:Amazon
キャンプ初心者に限らず、必ず1つは持っておきたいのが「LEDランタン」です。
火を使わないため安全かつ取り扱いが簡単で、4種類のランタンの中で唯一テント内で使用することができます。
給電方法は乾電池以外にも充電式や、最近はソーラー電池のものなどがあり、LEDが長寿命なのも相まって燃料コストが低いのが魅力です。
欠点は燃焼系のランタンと比べて光に温かみがなく、光量が小さいものが多いことです。
ただし最近では、1000ルーメン以上の光量で、メインランタンとして使用できるものも発売されています。
LEDランタンのメリット |
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・使い方が簡単で安全 ・テント内で使用できる ・燃料コストが安い |
LEDランタンのデメリット |
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・光が人工的 ・光量が小さいものが多い |
オイルランタン
出典:Amazon
オイルランタンは、燃料にパラフィンオイルや灯油を使用している燃焼式のランタンで、「加圧式」と「非加圧式」に分けることができます。
「加圧式オイルランタン」は光量をしっかりと確保することができますが、ポンピングや空焚きといった作業が必要になります。
取り扱いが難しいため、キャンプ初心者には適していません。
「非加圧式オイルランタン」はオイルを芯に染み込ませて着火する方法で、取り扱いが容易です。
ただし、揺らぐ炎のような明かりのため光量が控えめで、サブランタンとしての使用が適しています。
オイルランタンの最大のメリットは、燃料で使用するオイルが安いためランニングコストが抑えられる点です。
オイルランタンのメリット |
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・温かみのある炎で雰囲気が良い ・燃料コストが安い |
オイルランタンのデメリット |
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・テント内で使用できない ・光量が控えめのものが多い |
ガスランタン
出典:Amazon
ガスランタンは液化ガスを燃料に使用する燃焼系のランタンです。
扱いやすく、明るさも十分な光量を確保することができます。
また、燃料のガス缶は他のキャンプ道具で使用することができるため、荷物を減らすことができます。
しかし、ガスランタンは連続燃焼時間が5時間ほどと短いため、燃料コストがかかります。
また、ガス残量や気温の低下により光量が安定しない点も注意が必要です。
ガスランタンのメリット |
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・他のキャンプ道具と燃料を併用できる ・初心者でも扱いやすい ・十分な明るさ |
ガスランタンのデメリット |
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・テント内で使用できない ・燃料コストがかかる ・光量が安定しない可能性がある |
ガソリンランタン
出典:Amazon
ガソリンランタンは、ホワイトガソリンを燃料とする燃焼式のランタンです。
燃料が安くて燃焼時間が長いので燃料コストを抑えることができます。
また、4種類のランタンの中で最も明るいのが特徴です。
しかし、使用の際にポンピングという作業を行う必要があるため、キャンプ初心者には取り扱いが難しいランタンです。
また、本体価格が高い事もデメリットとして挙げられます。
ガソリンランタンのメリット |
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・燃料が安価 ・燃焼時間が長い ・非常に明るい |
ガソリンランタンのデメリット |
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・取り扱いが難しい ・本体価格が高い |
キャンプ初心者のためのランタンの選び方
ランタンには4つの種類があることを理解した上で、実際にどのような点に注目して選ぶのか解説します。
ランタンの選び方①使用シーンで選ぶ
まずは使用するシーンや目的を想定して選びましょう。
この想定が出来ていないと
- デザイン重視で選んだら明るさが足りなくて周りが見えない
- 明るすぎて虫が寄ってきてしまう
などの問題が生じます。
こういった事態にならないように「どのようなシーンで使うのか?」を考えて選ぶことが大切です。
キャンプでのランタンの使用シーンを大別すると
- キャンプサイト全体を照らす
- テント内を照らす
- テーブル上などの手元を照らす
の3つに分けることができます。
各シーン毎のランタンの選び方を解説します。
キャンプサイト全体を照らすメインランタン
キャンプサイト全体を照らすためのメインランタンは、明るさが重要です。
LEDランタンで1000ルーメン以上、燃焼系のランタンでは200ワット程度が1つの基準となります。
使用するランタンの中で最も明るくて虫が寄ってきやすいので、ランタンスタンドなどを使用してテーブルから離れた場所で使用するのが良いでしょう。
テント内で使用するテントランタン
テント内で使用するランタンは「LEDランタン」を推奨します。
理由として、燃焼系ランタンは一酸化炭素中毒や火災の危険性があるためです。
150ルーメン程度の明るさで、コンパクトな吊り下げられるタイプが便利です。
食事などで使用するサブランタン
食事の際のテーブルや手元を照らす役目を担うサブランタン。
メインランタン程の明るさは必要ないため、200ルーメン、70ワット前後が目安となります。
手軽さを重視するならLEDランタン、雰囲気を重視するなら非加圧式のオイルランタンがオススメです。
ランタンの選び方②連続点灯時間・燃焼時間をチェックする
ランタンを選ぶ際には連続使用時間や燃焼時間もチェックするポイントです。
1泊のキャンプの場合、連続点灯時間が7〜8時間以上が目安になります。
このくらいの使用時間があれば、予備の燃料や電池を持っていく必要がなくなるので荷物を減らすことができます。
オススメのLEDランタン
冒頭にも書きましたが、キャンプ初心者の方にオススメなのは「LEDランタン」です。
この項目では具体的にオススメのLEDランタンを紹介します。
メインランタン
ジェントス エクスプローラーEX-1300D
最大1300ルーメンと、メインランタンとして使用するには十分な光量があるLEDランタンです。
光の色も白色・昼白色・暖色の3種類に加えてロウソクの炎の揺れを再現したキャンドルモードが搭載されているため、これ1つでメイン・サブの両方で使えます。
サイズ・重量ともに大きく、給電方法も単1乾電池ですが、価格が6,000円程と安価なので最初の1つにオススメのランタンです。
給電方法 | 単1型アルカリ乾電池4本 |
明るさ | 600〜1300ルーメン |
連続使用時間 | 7時間〜350時間 |
LUMENA2
最大1500ルーメン(車のヘッドライト並)の大光量を誇る充電式のランタンです。
光の色は昼光色・昼白色・電球色の3種類に切り替えが可能で、防水・防塵仕様(IP67)なのでアウトドアでも安心して使うことができます。
またモバイルバッテリーとして使用することができるのが非常に便利です。
大光量の充電式LEDランタンを探している人にオススメの1台です。
給電方法 | 充電式 |
明るさ | 100〜1500ルーメン |
連続使用時間 | 8時間〜100時間 |
テントランタン
Goal Zero(ゴールゼロ) LIGHTHOUSE micro FLASH
本体重量がわずか68gで手のひらに収まるほどにコンパクトなLEDランタンが、Goal Zero(ゴールゼロ)の「LIGHTHOUSE micro FLASH」
スイッチ一つで懐中電灯のように使えるモードにも変更できるため、取り回しが効くのが最大のメリットです。
給電方法 | 充電式 |
明るさ | 20〜150ルーメン |
連続使用時間 | 7時間〜170時間 |
コールマン ハンギングEライト
多くのキャンパーが使用している定番のテントランタンです。
本体重量135gと軽量で吊り下げるフックが付いているので、テント内の天井に吊り下げて使用するのに向いています。
マグネット入りなのでポールや車内にも取り付けられることができます。
給電方法 | 充電式 |
明るさ | 30〜250ルーメン |
連続使用時間 | 10時間〜40時間 |
サブランタン
BAREBONES(ベアボーンズ) レイルロードランタン
鉄道会社で使われていたランタンをモチーフにしたレトロなデザインが特徴の「ベアボーンズのレイルロードランタン」
柔らかなオレンジ色の明かりが落ち着いたキャンプの雰囲気を演出してくれます。
最大光量にすると3.5時間しか持たないため、あくまでサブランタンとしての使用がオススメです。
給電方法 | 充電式 |
明るさ | 35〜200ルーメン |
連続使用時間 | 3.5時間〜100時間 |
番外編:オススメのオイルランタン
- LEDランタンだけでは雰囲気が味気ない
- やっぱり炎のゆらめきを見て癒されたい
そんな方向けに、一番最初にオススメしたいオイルランタンをご紹介します。
キャプテンスタッグ オイルランタン
いわゆる「ハリケーンランタン」と呼ばれる種類のランタン。
構造jは非加圧式のシンプルな構造で、初心者にも扱いやすく価格も手頃なので、最初の1つにオススメです。
明るさはあまり無いので、LEDランタンを揃えてから検討するようにしましょう。
使用燃料 | 白灯油 ランタン用パラフィンオイル |
明るさ | – |
燃焼時間 | 約20時間 |
まとめ
キャンプ初心者の方向けのランタンの選び方について解説しました。
最後に、この記事の内容をまとめました。
- LEDランタン:手軽で安全だが光が人工的
- オイルランタン:炎のゆらめきに癒されるが光量が小さい
- ガスランタン:手軽で扱いやすいが環境で光量が左右されやすい
- ガソリンランタン:大光量だが取り扱いが難しい
- 使用シーン(メイン用・テント用・サブ用)で選ぶ
- 連続点灯時間をチェックする
この記事の結論として、用途別に「メイン・テント用・サブ」の2〜3個のLEDランタンを用意すればキャンプシーンで困ることはありません。
この記事がみなさんのランタン選びの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。